6月10日(月)16時より県庁北館3階にて、香川県教育委員会に対する総括要
望を行った。
 香教連の参加者は高木委員長、塩崎副委員長(丸亀・城南小)、相原執行委員(丸
亀・富熊小)、木下事務局長(高松・新番丁小)、村松事務局次長(高松・古高松小)、
八重幼児教育部長(高松・檀紙幼)、松浦人事対策部長(丸亀・城乾小)の7名である。
 要望内容は、次の通りである。(重点要望のみ掲載)

 1 教職員給与の改善
(1) 次代を担う青少年の人間形成の基礎をなす職務の重要性にふさわしいものとなるよう、教職員の給   
 与を全国の平均水準となるような香川県独自の取り組みを行うこと
(2) 学校運営に関わる職務の重要性にふさわしいものとなるよう、主任手当を引上げること
(3) 活動実態や実拘束時間に見合ったものとなるよう、部活動手当を引上げること
(4) 様々な教育的ニーズが高まる中で重要な役割を担う特別支援教育コーディネーターに対して手当を
 支給すること
(5) 長年培った経験を生かし意欲をもって働くことができるよう、定年延長に伴い3割減となる60歳
 を超える教職員の給与を引上げるよう人事委員会に働きかけること

 2 教職員配置の充実
(1) 小・中学校における少人数学級編制の一層の推進を図るため、必要な教職員を配置すること
(2) 小学校高学年における教科担任制を推進するため、必要な教職員を配置すること
(3) 学校の規模や実態に応じて養護教諭を複数配置できるよう香川県独自の取り組みを行うこと

 3 学校における働き方改革の推進
(1) 長時間勤務の是正に向けて教員業務支援員の全校配置をさらに推し進めるとともに、教職員が担う
 業務の一層の精選・削減を図ること
(2) GIGA スクール運営支援センターの整備やICT 支援員の配置を進め、ICT を活用した業務の効率化を
 図ること
(3) 部活動指導員の配置充実や部活動の地域移行に向けた条件整備を進め、中学校を中心とした部活動
 改革の推進を図ること
(4) 学校外からの無理な要望やいじめ事案等に対し迅速かつ適切な対応を行うために、スクールロイヤ
 ーの活用促進を図ること

 4 教職員研修の充実
(1) 学校における働き方改革にも配慮した上で、研修内容の見直しや精選を図ること
(2) 学びや生活の基盤を担う幼児教育の充実に向けて、幼稚園教諭等に対する研修の充実を図ること

 最後に、淀谷教育長は、「本日香教連から提案いただいた内容には、非常に興味深いものがありました。養護教諭の拠点校配置案なども含め、しっかりと戦略を練って、一つでも実現できるように県教育委員会も前向きに努力していきたい。これからも、たくさんの情報やご意見をお聞かせ願いたい。」
と締めくくった。
県教委による文書回答