12月17日(日)11時から15時まで、大野原農業者トレーニングセンター(大野原小学校体育館)にて、香川県教育文化研究所主催・鳴門教育大学・(株)ヴィットハート・(株)おもちゃ王国の共催で開催された。
 災害の多い日本において、災害発生後の「子どもへの対応」では多くの課題がある。これまでの避難所において、「子どもが騒ぐ・子どもが泣く」、「ストレスを抱えている子どもがいる。」という報告があり、心のケアが必要であると指摘されている。また復旧・復興の際、子どもの世話を誰がするのかという問題が発生する。
 居場所のなくなった避難所で、何らかの遊びで発散させることは、有効な手段であると考え、今回観音寺市立大野原小学校の協力で、子どもたちに避難所での遊びを体験をしてもらった。
 当日は、今年一番の冷え込みの中、鳴門教育大学からボランティア学生9名が参加し、あっという間に会場設営が出来上がった。
 開始時間の11時にはすぐに会場に訪れた家族もいて、学生ボランティアといっしょに各おもちゃセクションで思い思いに楽しい時間を過ごしていた。
 おもちゃは、ポリエム(ドイツ製)・レールブロック(台湾製)などが用意されており、ブルーシートの上に広げられたブロックを組み立てたり、また出来上がった作品で遊んだりしていた。
 避難所での体験ということで、音や面積の問題など心配していたが、走り回ったり大きな声を出したりする子どもはほとんどいなかった。
 参加した子どもの感想
・いっぱい見本を見ながら作ることができて楽しかった。
・作ったあと、遊べるのが楽しい。
・知らない友だちとも遊べることができた。
 当日の参加者は地域の家族の方々40名ほどであった。