6月9日(金)15:00~香川県庁にて令和5年度の総括要望を行いました。
香教連からは、高木委員長(専従)、塩崎副委員長(城南小)、黒川事務局長(牟礼南小)、村松事務局次長(古高松小)、相原執行委員(富熊小)、八重幼児教育部長(檀紙幼)の6名が参加した。
 淀谷教育長からは、「現状の課題は多く、山積みになっているが、どれも重要なことばかりである。一つ一つ解決していかなくてはいけないし、いけるように今後も十分検討しながら進めていきたい。」と話された。
 要望内容については、以下の通りである。

1 教職員給与の改善

(1) 次代を担う青少年の人間形成の基礎をなす職務の重要性にふさわしいものとなるよう、教職員の給与を引上げること

(2) 学校運営に関わる職務の重要性にふさわしいものとなるよう、主任手当を引上げること

(3) 活動実態や実拘束時間に見合ったものとなるよう、部活動手当を引上げること

(4) 様々な教育的ニーズが高まる中で重要な役割を担う特別支援教育コーディネーターに対して手当を支給すること

(5) 長年培った経験を生かし意欲をもって働くことができるよう、定年延長に伴い3割減となる60歳を超える教職員の給与を引上げること

2 教職員配置の充実

(1) 小・中学校における少人数学級編制の一層の推進を図るため、必要な教職員を配置すること

(2) 小学校高学年における教科担任制を推進するため、必要な教職員を配置すること

(3) 通級指導教室の充実に向けて、必要な教職員を配置すること

(4) 学校の規模や実態に応じて養護教諭を複数配置すること

(5) 慢性的な教師不足の実態を踏まえ、優秀な人材の確保に向けた取組の推進を図ること

3 学校における働き方改革の推進

(1) 長時間勤務の是正に向けて教員業務支援員を全校に配置するとともに、教職員が担う業務の一層の精選・削減を図ること

(2) GIGAスクール運営支援センターの整備やICT支援員の配置を進め、ICTを活用した業務の効率化を図ること

(3) 市町をまたいだ情報のやり取りを円滑に行うために、県内で統一化された統合型校務支援システムの導入を図ること

(4) 部活動指導員の配置充実や部活動の地域移行に向けた条件整備を進め、中学校を中心とした部活動改革の推進を図ること

(5) 学校外からの無理な要望やいじめ事案等に対し迅速かつ適切な対応を行うために、スクールロイヤーの活用促進を図ること

(6) 教職員及び児童生徒の負担軽減と教育的効果の両面から適切な検証を行い、長期休暇の短縮及び土曜授業の実施について見直しを図ること

4 教職員研修の充実

(1) 学校における働き方改革にも配慮した上で、研修内容の見直しや精選を図ること

(2) 通常学級における特別な配慮を要する児童生徒が増加傾向にある中で、すべての教師が適切な指導を行うことができるよう、特別支援教育に関する研修の充実を図ること

(3) 学びや生活の基盤を担う幼児教育の充実に向けて、幼稚園教諭等に対する研修の充実を図ること