令和5年2月11日(土)午後、香川県教育会館2階会議室とWEB会議システムのハイブリッド形式にて、令和4年度教育講演会が3年ぶりに開催された。講師は、元香川県教育委員会教育長で現在「早寝早起き朝ごはん」全国協議会副会長の田中壮一郎氏である。最初に、香川県教育文化研究所の所長である阪根健二氏があいさつされた後、田中氏が「 早寝早起き朝ごはん 」国民運動の取り組みと効果についてと題され、90分にわたり講演された。
 こうした運動が始まった背景を当時のエピソードも含めて懐かしく語られ、会場に集まった香管教と香川教文研の先生方も当時を思い出しながら聞き入っていた。
 田中氏は、子どもの頃の「 早寝早起き朝ごはん」や様々な体験と大人になった現在の資質や能力に触れ、科学的データと照らし合わせながら、特に朝ごはんをきちんと食べることの重要性と自然体験や遊びに十分浸りきることの大切さを熱く語られた。
 さらに、今後は「 読書・手伝い・外遊び 」の推進にも力を入れていく必要性があり、まだまだこれからも頑張っていきますと力強く述べられた。参加者からは、『子どもの頃の体験は人生の基盤』という言葉が印象に残っている。自分自身のことを振り返ってもそうだと思える。今の子どもたちにも本当に大切なことなんだよと自信を持って伝えていきたい。」といった感想があった。当日会場には30名、WEB会議には70名の参加者があった。

講演される田中氏
参加者(香川県教育文化研究所と香管協)
田中氏(近影)
記念撮影