8月19日10時、東かがわ市教育委員会において大川教職員協議会が要望活動を行いました。
 大川教職員協議会からは4名(平木委員長、原井【白鳥小】、久保田【白鳥小】、斉藤事務局長)香教連からは高木委員長が参加しました。
 要望内容は以下の通りです。

1 勤務条件の改善に関すること

(1)学校の業務の範囲について整理し、勤務時間が適正に運用されるよう校長を指導されたい。

  ① 校務分掌・学校行事・職員会議・研修等を精選し、業務のスリム化を図ること。

  ② 校務分掌や業務量の偏りが無いよう個々の勤務時間を把握し、適正な勤務になるよう校長を指導すること。

  ③ 地域部活動推進事業を進めるに当たり、教職員の負担が軽減されるように進めること。

  ④ 教職員の勤務実態を分析し、分掌や生徒指導等で過度に負担がかかっている職員の支援を行う体制になるようにすること。

  ⑤ 香小研の在り方について議論するよう校長会に促すこと。

  ⑥ 作品募集やチラシの配布等について精選し、教職員の負担を軽減すること。

(2)学校事務軽減のための措置を配慮されたい。

① 教育委員会への報告書・調査書等の削減・簡素化を図ること。また、報告書・調査書作成の時間を確保するために、締め切りには余裕を持たせるよう配慮すること。

 ② インターネットやタブレット機器等のICT環境、校務支援ソフトに関するサポート体制を整備すること。また、機器やソフト整備の際は現場の意見を十分に聞き取り行うこと。

③ 多機能のコピー機を導入する等、事務機器の充実を促進し、事務の効率が図られるようにすること。

④ さぬき市の学校の各職員のメールアドレスを共有し、メールでの連絡ができるようにすること。また、さぬき市へ逓送便を送れるようにすること。

(3)教育活動が教職員にとって過度な負担にならないよう配慮されたい。

  ① 土曜日課外授業において、運営する外部団体を作り、教員の負担を無くすこと。

  ② 夏期休業を8月末までとし、教職員がリフレッシュしたり、2学期の準備をしたりできるようにすること。

2 人材の確保に関すること

(1)学校の規模にとらわれず、学校の実態に応じて人材面の配慮をされたい。

① スクールサポートスタッフや部活動指導員等の専門スタッフを必要とする学校に継続的に配置し、長時間労働の解消を図り、児童生徒への指導や教材研究等に注力できる体制を整備すること。また、コロナ対応で業務が増えている養護教諭への支援を行うこと。

② 発達障害傾向の児童・生徒が増えてきているため、特別支援教育支援員を継続的に配置し、学習面や生活面等の支援を図ること。

③ 学校図書館支援員の継続配置を図り、児童生徒に向き合える時間を確保できるようにすること。

(2)病気休暇、介護休暇、研修等に対する代替講師が配置されるようにすること。また、年度をまたいだ講師配置の場合、同一校で勤務できるよう配慮すること

(3)年齢構成や男女比、免許教科等、バランスの取れた計画的な人事配置をすること。

3 管理職の登用に関すること

(1)教職員が意欲を持って業務できるよう、管理職は責任職としての自覚を持ち、指導力・見識・協調性を発揮して、その職務を遂行するよう指導すること。

 その中で、松浦教育長は、3-②について、東かがわ市は夏休みを短くしているが、それに当てている約30時間を繁忙期に割り当てていく狙いがあります。たとえば春休みの準備期間に割り当て長くしたり、冬休みの期間に反映させたりと今までの学力をしっかりつけるために授業時間を多くとっていた頃から転換する新しい試みをしようとしています。先生方の負担増にならないようにしっかり配慮していきたいと話されました。

松浦教育長と平木委員長
あいさつされる平木委員長
あいさつされる松浦教育長