11月4日(木)11時30分より、香川県議会議事堂2階議長応接室において、香川県小・中学校管理職員協議会と合同で香川県議会に対して、文教予算の確保等に関する要望を行いました。香教連からは、北村顕吾委員長、高木俊彦事務局長が出席しました。
香川県議会からは、十河直議長、高城宗幸副議長、山本悟史文教厚生委員長をはじめ、文教関係の県議会議員の方々や県関係機関の方々が出席しました。会に先だって小川忠司香菅協会長から要望書を、北村顕吾香教連委員長からは要望書と先生方に御協力いただいた署名簿を、それぞれ十河県議会議長に手渡しました。
十河直香川県議長からは、それぞれの各要望内容に対して回答していただいた上で、「香川県の先生方は、日頃から子どもたちのために本当に熱意をもって職務に取り組んでいただいていることに大変感謝申し上げる。その中でも特に、学校における働き方改革においては、早急に思い切った業務の削減と精選が不可欠である。先生方が様々な業務や多様な価値観を受け入れながら対応を迫られている今日、疲弊している現状では、健やか子どもたちの育成はできない。また、意欲をもって教職をめざす人材の確保にも大きな影響を及ぼしている。今後も、子どもたちや先生方が元気に充実した、新しい時代に対応した教育活動が進められるよう、さらに様々な対策や体制づくりにしっかり議論し推進していく。」とのお言葉をいただきました。
要望内容は、以下の通りです。

【学校の組織的な教育力の充実に関すること】

○2026年度までに、小学校全学年の1学級35人以下学級が確実に実現されるよう、適切な教員配置を、推進・拡充することをお願いしたい。また、中学校においても全学年実現するよう、国に積極的に働きかけていただきたい。

○小学校においてより充実した教育活動を行うために、教科担任制が円滑に実施されるよう、専科教員の配置を、推進・拡充することをお願いしたい。

○GIGAスクール構想の本格実施にあたり、円滑かつ有効的に活用することができるよう、GIGAスクールサポーターの配置を、推進・拡充することをお願いしたい。

○「学校における働き方改革」を実現するため、全県で共通化した総合型校務支援システムの導入や各学校および各教育関係機関において積極的に具体的な業務改善に取り組むよう、早急な環境整備の推進や要請をお願いしたい。

○新型コロナウイルス感染症対策及び新しい時代の初等中等教育に対応するために、学校の実情に応じた教員業務支援員(スクールサポートスタッフ)の配置を、継続して推進・拡充することをお願いしたい。

○中学校において、部活動指導体制の充実を推進し、部活動の質的向上を図るとともに、部活動を担当する教員の支援を行うために、部活動指導員の配置を継続して推進・拡充することをお願いしたい。

○児童生徒の心身の悩みにきめ細やかに対応するために、養護教諭の複数配置について、学校の実態や規模に応じて、適切な配置を推進することをお願いしたい。

○配慮の必要な児童生徒に、個に応じた指導が行える通級指導教室の充実が図られるよう、さらなる通級指導教室の増設や通級指導に専属する教員の増員を図ることをお願いしたい。

○国家公務員法等の改正に伴い、定年延長制度が導入されることを踏まえ、円滑な教育活動の実施や学校経営等を鑑み、「役職定年制の導入」を適応しない等、職階や職責に関する事項等を慎重に検討し条例改正していただきたい。

 【教職員の給与・諸手当に関すること】

 ○教職員がさらなる意欲をもって勤務できるとともに、香川に優秀な人材が確保できるよう、教職員給与等の増額をお願いしたい。

○国家公務員法等の改正に伴い、定年延長制度が導入されることを踏まえ、教員の勤務の特殊性等を鑑み、今後、教職員給与等の大幅な引き下げや退職手当の大幅な削減が行われることがないようお願いしたい。

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