7月2日(金)19時より、香川県教育文化研究所主催、香川県教職員連盟協賛による第3回教育セミナーを、Zооmウェビナーを活用して開催しました。今回も徳島県教育文化研究所とも連携して開催し、会場参加者を合わせて前回を超える参加がありました。

北村顕吾香川教文研理事長(香教連委員長)の挨拶の後、今回は「学校で事故が起きたら、教職員はどう動くのか」と題して、講師として阪根健二様(鳴門教育大学名誉教授・香川教文研所長)をお招きして、今回も香川県教育会館に来ていただき、会場参加の先生方の前でお話していただきました。

まず、先般起きてしまった下校途中での交通死傷事故の件に触れ、亡くなられた子どもたちや御遺族の方々に御冥福をお祈りするとともに、けがをされている子どもたちの一日も早い回復を願ったうえで、このような事案も他人事の問題ではなく、いつでも発生するといった認識(当事者意識)をもつ必要性を強く述べられました。また、的確な危機予測が出来る力、そして危機対応において、ダメージコントロールが可能な能力を養っていくことの重要性も話されした。さらに、「安全(客観的)と安心(主観的)の両輪」が兼ね備わっている環境を、整備・確認していく必要性も述べられました。それらを確立していくためには「方略と対応」を常に準備し、更新していくことが大切であることを話してくださいました。

次に、宮崎県で起こった心肺停止になった児童を先生方が迅速な対応で救った事例をもとに、組織(学校)としての在り方を話してくださいました。まず、この学校の経営方針の1番目に「健康・安全の指導の充実」が掲げられていることや定期的に実践的な訓練に取り組んでいること等に着目し、平素の意識や取り組み等の重要性を述べられました。さらに事案が発生した直後の的確な先生方の連携(クライシス・コミュニケーション)の素晴らしさも話してくださいました。

続いて、昨今の状況(新型コロナウイルス感染症拡大)の対策にも触れ、エビデンスで説明することや教訓を生かすことの大切さも述べられました。

まとめとして、本来は「ベネフィット(得られるもの・教育効果)=確率×得られるもの」も「リスク(重大事案)=確率×重大さ」と同様に、確定的なものではなく、「確率」と、それが実現した場合に「得られるもの」の積として表現されるべきであり、教育効果とリスクのバランスを常に意識して職務に取り組むことの必要性を述べられました。

最後に、北村顕吾香川県教文研理事長(香教連委員長)が謝辞、閉会の挨拶で、今回も充実した教育セミナーとなりました。次回は、10月以降に開催を予定しております。決まり次第、香教連HP等でお知らせいたします。

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