6月25日(金)、平井卓也デジタル改革担当大臣と北村顕吾香教連委員長が、Zoomを活用したオンラインで意見交換を行いました。主に「GIGAスクールの現状と課題」と「学校における働き方改革」「今後の新型コロナウイルス感染症対策」等について意見交換を行いました。
まず、北村委員長から、「GIGAスクールの現状と課題」を伝えた。具体的には、ほぼすべての公立小中学校で「児童生徒一人に一台端末」が配布され、学校内に高速大容量の校内LANが整備される等、通信環境は早急に整備していただいたが、整備された端末を、どの単元の、どの授業で、どのように活用するかを考え準備するのが大変なことや、教師も児童生徒も端末操作にまだ慣れておらず、学年や用途によってはアナログよりも時間がかかってしまうこともある等、まだまだ多くの課題があることを伝えました。また、「学校における働き方改革」については、「ICT活用による業務の効率化を推進するため、各様式の共通化・電子化を図る等、県下で統一するよう、市町教育委員会と連携して早急に環境整備を図ること」等を重点項目として、今年度も県に対して要望したことを伝えました。さらに、将来的にマイナンバーカードと指導要録や健康診断票の内容等、児童生徒に関する情報の紐づけの提案や、BYODに切り替わるまでの確実な環境整備の実現と国や地方の教育行政への予算拡充及び予算不足の解消についてもお願いしました。
その中で、平井デジタル改革担当大臣は、これからの学校・教育現場では、ICT活用無くして、次世代を担う子どもたちを育成していくことは現実的ではないと述べられました。また、GIGAスクールの五つの柱である「①遠隔・オンライン教育の実施」「②個々の子どもの状況を客観的・継続的に把握・共有」「③文理分断の脱却とPBLによるSTEAM教育の実現」「④学校における職務を迅速かつ便利、効率的に」「⑤教師の経験知と科学的視点のベストミックス(EBPMの推進)」を実現するためにも、例えばデジタルコンテンツの不具合や端末機器の故障等を恐れず、積極的に活用していくことや、教育現場においてのICT活用に関する教員のさらなる意識改革も重要であること等も御示唆いただきました。
国の動向や今後の香川の教育、日本の教育の在り方について意見交換することができ、大変貴重な時間となりました。
デジタル庁創設に向けて、また大変お忙しいところ時間を割いていただき長時間にわたって意見交換させていただきましたこと、平井卓也デジタル改革担当大臣に深く感謝申し上げます。

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