1月9日(土)9時30分より香川県教育会館2階会議室において、鳴門教育大学との連携事業である公開シンポジウムを香教連第42回教育研究大会と兼ねて開催しました。また、香川県教育文化研究所との共催で、今年度も教職員の働き方改革の一手段の研究として、香川県教育会館をサテライト会場として開催しました。
まず、「GIGAスクール構想に学校・教職員はどう取り組んでいけばいいのか」の主題のもと、基調講演として「1人1台、1人1アカウント環境とこれからの教育」と題して、信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター博士(情報科学)助教・佐藤和紀様に御講演いただきました。佐藤先生から、「前提となる話」「準備の話」「先行している自治体・学校の話」と大きく3つに分けて詳しく話してくださいました。GIGAスクール構想とは、「①1人1台が前提(多様な学びの保証)」「②クラウドが前提(せめて世間並みのICT環境を保証)」「③1人1アカウントが前提(個別最適な学びの保証)」「④持ち帰ることが前提(何が起きても学びを保証)」であることを確認した上で、教師もクラスで子どもと共に学ぶ・取り組むという姿勢重要であることを述べられました。また、学校では、導入前から子どもたちに操作スキルをコツコツと取り組ませておくカリキュラムの設定や家庭への持ち帰り学習においての理解と協力の必要性などについても提言されれました。
次に、佐藤先生をはじめ、徳島県立総合教育センター教育情報課長・濵口和弥様、鳴門教育大学教授(地域連携センター所長)・葛上秀文様、鳴門教育大学准教授・藤原伸彦様、鳴門教育大学准教授・泰山裕様によるシンポジウムも開催されました。シンポジウムでは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、全国の学校で「オンライン教育」が急遽実践され、ICT環境が未だ整備されていない実態や運用の難しさ、教職員の活用方法や課題等について議論がなされました。
来年度から本格実施されるGIGAスクール構想において、ICTの具体的・効果的な活用方法等を学ぶことができました。

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