10月30日(金)11時15分より、香川県議会議事堂2階議長応接室において、香川県小・中学校管理職員協議会と合同で香川県議会に対して、文教予算の確保等に関する要望を行いました。

香教連からは、北村顕吾委員長、高木俊彦副委員長、村松宏晃事務局長が出席しました。

香川県議会からは、西川昭吾議長、十河直副議長、山本悟史文教厚生委員長、五所野尾恭一香川県議会議員をはじめ、多数の県議会議員の方々や県関係機関の方々が出席しました。

会に先だって増田聖香菅協会長から要望書を、北村顕吾香教連委員長からは要望書と先生方に御協力いただいた署名簿を、それぞれ西川県議会議長に手渡しました。

西川昭吾香川県議長からは、それぞれの各要望内容に対して回答していただいた上で、「香川県の先生方は、日頃から子どもたちのために本当に熱意をもって職務に取り組んでいただいていることに大変感謝申し上げる。新しい時代になり新しい教育の在り方が推進されてきているが、学校教育の本質はブレることなく教育活動を展開していっていただきたい。また、教職員の働き方改革においては、業務の削減と精選を行う必要がまだまだあり、子どもたちとゆとりをもって向き合える時間が確保できるよう、また先生方の負担軽減に向けて、今後も対策や体制づくりについてしっかり議論し進めていく。」とのお言葉をいただきました。

要望内容は、以下の通りです。

〇小学校においてより充実した教育活動を行うために、教科担任制の導入を見越し、専科教員を拡充すること

〇「GIGAスクール構想」の実現において、地域によって差異が発生することが無いよう、確実に環境整備を図ること

〇学校事務の負担を軽減し、教職員が児童生徒と向き合う時間を確保するため、ICTによる業務の効率化を図るとともに、指導要録の電子化等を含め、県下で共通化された業務に取り組むことができるようにすることや、事務機器の充実も促進されるよう、早急に環境整備を図ること

〇新型コロナウイルス感染症対策及び新しい時代の初等中等教育に対応するために、学校の実情に応じたスクールサポートスタッフの配置を、継続して推進・拡充すること

〇中学校において、部活動指導体制の充実を推進し、部活動の質的向上を図るとともに、部活動を担当する教員の支援を行うために、部活動指導員の配置を継続して推進・拡充すること

〇国が来年度からの段階的な導入を目指している、小中学校の1学級30人以下の少人数学級実現に向けて、必要な財政措置の検討を行うこと

〇熟練教員の指導技術の継承のために、指導教諭を県内全ての小中学校に任用し、若年教員への指導のみならず校内指導体制の充実を図ること

〇学校のマネジメント機能を強化するために、主幹教諭の多数配置とそれに伴う加配教員の適正配置を行うこと

〇児童生徒の心身の悩みに、きめ細やかに対応するために、養護教諭の複数配置について、学校の実態や規模に応じて適切な教職員配置を進めること

〇配慮の必要な児童生徒に、個に応じた指導が行える通級指導教室の充実が図られるよう、さらなる通級指導教室の増設や通級指導に専属する教員の増員を図ること

〇教職員がさらなる意欲をもって勤務できるとともに、香川に優秀な人材が確保できるよう、教職員給与等の増額を行うこと

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