1月11日(土)9時30分より香川県教育会館2階会議室において、鳴門教育大学との連携事業である公開シンポジウムを香教連第41回教育研究大会と兼ねて開催しました。また、香川県教育文化研究所との共催で、教職員の働き方改革の一手段の研究として、香川県教育会館をサテライト会場として開催しました。
 まず、「インターネット依存・ゲーム依存に学校・地域・家庭はどう取り組めばいいのか」の主題のもと、基調講演として国際医療福祉大学専任講師・鶴田利郎様に御講演いただきました。鶴田先生から、予防のポイントとして、「依存は『自分にも起こりうる』と実感してもらうこと。また、ネットやゲームとの関わり方を定期的・継続的に振り返り、見直していくこと。」などアドバイスをいただきました。
 次に、鶴田先生をはじめ、四国新聞社編集局報道部記者・金藤彰彦様、鳴門教育大学大学院教授(地域連携センター所長)・阪根健二様、鳴門教育大学大学院准教授・泰山裕様によるシンポジウムも開催されました。シンポジウムでは、「社会はスマートフォンを1人1台の時代となりつつある。学校現場は『今の子どもはスマホを使用する』という前提に立ち、どんな使い方をすれば健康被害があるのかなど、きちんと指導し、ルール作りに取り組むべき。」や「幼児期には、保護者が利用を上手くコントロールすることも重要。」などといった議論がなされました。
 香川県では全国初となる「県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の制定に向けた協議が進められているなど、全県で取り組んでいることや、教育現場や家庭、地域が連携した効果的な対策などを考えることができました。

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