四国ブロック合同研修会

7月25日(土)、高知県高知市高知会館において、高校の団体との合同による第5回四国ブロック研修会が開催された。

開会行事が行われた後、皇學館大学教授 松浦 光修 氏による講演会があった。
演題は「歴史から知る日本人の心」である。
松浦氏は 現在の日本の教育状況を、反日自虐意識+規範意識の欠落による、危機的状況であると分析されていた。
否定感情は、他者否定のみならず 自己否定にもつながる危険があること、礼節を重んじ名誉を大切にしていた武士道の精神を学ぶ必要があること等を力強く講演いただいた。

参加者からは、「自己有用感・自己肯定感を高める指導が『美しい日本人の心』を育てると信じて実践してきたことに、自信がもてた」 「明日以降の実践に向けて勇気がわいてきた」といった感想が聞かれた。

講演の後、各県1名がパネリストとして登壇し、規範意識を育てるための取組についてパネルディスカッションが行われた。
松浦教授のコーディネ ートにより、各県の状況が意見交換された。
香教連からは小西崇夫教諭(仲・豊原小)が登壇し、勤務校における生徒指導の現状と、教師の言葉かけ による児童・学級の変容について発表した。

パネルディスカッション後、5つのグループに分かれてグループ討議が行われた。
グループ討議の中で、県、校種を問わず、「規範意識」の醸成は 喫緊の教育課題であることや、「ゼロトレランス」の導入もその1つの方策であることなどいろいろな意見が出た。
また、幼小中高の連携は、今以上 に大切になってくるだろうという声も聞かれた。
最後に、それぞれのグループで話し合った内容を発表し、助言者の松浦教授からのまとめをいたたき 研修会の全日程が終了した。

研修会終了後、レセプションが開催され、各県の情報交換が活発に行われた。